不動産クラウドファンディングを基本に、投資についてのお話
お金と資産形成について、休憩時間や通勤時間の暇つぶしになってタメになるコラム
投資初心者でも気軽に始められる投資商品についてご紹介します。これから投資を始めるという人の多くは、比較的お若い方が多いと思います。ですので「クラウドファンディング」というワードを聞いたことがある人も多いんじゃないかな、と思います。
クラウドファンディングは、自分の興味のあるプロジェクトに対して、応援の気持ちで寄付をしたり、リターンを受け取ったりすることで、頑張っている事業者や団体をサポートする仕組みです。
本来であれば、資金調達は金融機関を通じて行ったり、もっと”密室の状態”で行ったりするものですが、クラウドファンディングの出現で、とてもオープンになりました。
有名なプラットフォーマーだとMakuakeさん、CAMPFIREさん、Kickstarterさんなどが有名です。もしかしたら、サービス名くらいは、あなたも聞いたことがあるかもしれません。
実は、不動産投資の世界にもクラウドファンディングがあることをご存知でしょうか。
その名も『不動産クラウドファンディング』ですが、投資型のクラウドファンディングに分類されます。
今回の投稿では、不動産クラウドファンディングについてのご紹介とどなたでも気軽に始められる点について、そして不動産クラウドファンディングに投資することで投資家にどのようなベネフィットがあるのか、これらをお伝えしていきます。
不動産クラウドファンディングのサイトをあなたはご覧になったことはありますか?
Googleで”不動産クラウドファンディング”と検索してみて下さい。
すると、不動産投資型クラウドファンディングのサイトがいくつか表示されます。
検索表示結果の一番上には、CREAL(クリアル)さんのページが表示され、ポータルや不動産特化型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)、ブログなどが続き、プロパティプラスさん、リンプルさんと続いています。
これらのサービスでは、不動産投資を小口化することによって多くの投資家から資金を集めるようにしています。一口1万円や10万円からといった少額から始められるような仕組みです。誰でも気軽に不動産投資が始められます。
なんとなく不動産投資に対して憧れや好奇心がある方にとっては、不動産クラウドファンディングを通じたファンドへの投資は、不動産投資家としての第一歩を歩むことができます。
不動産クラウドファンディングの手軽さは他にもあります。
他の業界と比べて、デジタル化が遅れていると言われている不動産業界ですが、不動産クラウドファンディングは、不動産投資とテクノロジーをミックスした完全なITサービスです。
従って、投資家さんの利便性を追求すべくUI・UXも時流を捉えたものになっていくことでしょう。
全てがオンライン完結できるという点で様々な無駄を省かれたスピード感のあるサービスとなります。
そして、サービス提供者は、現物不動産を扱うという観点から投資としての安定性が高いと言われているのが不動産クラウドファンディングです。
家賃収入が配当の原資ですので、投資家にとっては手堅い資産運用ができるようになると考えられます。
先ほどお伝えした企業以外にも、様々な企業が不動産クラウドファンディングのサービスを展開していて市場規模もどんどん大きくなってきています。
私たちトモタクも先日、無事に電子取引業務の許可を東京都からいただきました。現在、システム含めて急ピッチで準備中です。ぜひ楽しみにしていて下さい。
不動産クラウドファンディングは、これまで貯蓄だけをしてきた人にとっては大きな違いを感じるはずです。
貯蓄と投資の間には考え方が180度違いますから、最初は少し戸惑うかもしれません。
ですが、それも徐々に慣れてくるでしょう。
不動産クラウドファンディングに投資することで変わることはなんでしょうか。
まず最初にお伝えしておくべきことは、不動産クラウドファンディングに投資することでお金の増え方が大きく変わるということです。
これまでは、銀行預金を中心にした資産運用(実際には殆ど運用出来ていませんが・・・)ですので、お金はほとんど増えません。その時の金利にもよりますが、年利で0.002%(定期預金)が相場になります。
しかし、不動産クラウドファンディングに投資した場合はどうでしょうか。お金の増え方が大きく変わってきます。私たちトモタクが募集した直近5つ(2021年11月25日現在)のファンドを確認してみましょう。
あなたが100万円を銀行口座とトモタクファンドの双方に預けて運用したと仮定します。
銀行に預けた100万円は一年後に20円増えて1,000,020円になります。
一方でトモタクに預けた場合、例えば9号ファンドに預けた場合は1,080,000円になります。
利回りの差が、これだけ大きな違いが生まれるのです。実に4,000倍の違いがあります。
不動産クラウドファンディングなどの投資を始めると、お金に対する考え方やお金の使い方が大きく変わるとわあたしは思います。
つまり、お金を使うことに対して目的を強く持つようになります。このようなモチベーションになるのは至極当然のことです。お金を増やす為に自己資金を投資しているわけです。
お金を増やす為には、元金が必要になります。その為、浪費(俗に言う無駄使い)をする回数が自然と減ってくると思います。
「この浪費を何回か我慢すれば投資に回せるよな」とか、「折角、配当でお金を増やしたのに、無駄使いをしたら勿体ない」といった感覚が芽生えてくると思います。これまでとは、お金の使い方に対する価値観が変わると思います。
一方で消費に対しての価値観も大きく変わるはずです。この記事では、投資のために消費を我慢して欲しいと言っているわけではありません。消費に対してはバリューを重視するようになると思います。投資でせっかく増やしたお金を減らすことになりますので、その価値に見合うかどうかをしっかり考えるようになります。
投資によって増やしたお金を有効に使うことで、様々な体験をして人生を豊かにするも良しですし、再び投資に回して複利効果を得るようにしてもよいと思います。
これは世の中の雰囲気も関係しているのかもしれませんが、将来に向けた対策や老後に向けた対策をとっているかどうかで、本人の安心感も変わってくると思います。
『お金が全て』だと申し上げるつもりはありません。それでも、お金の余裕は心の余裕につながることは間違いないと思います。
不動産クラウドファンディングに投資をしてキャッシュフローを作るのもいいですし、お金を増やして貯めておくことも選択肢の一つです。
また、不動産クラウドファンディングとは関係ありませんが、いつでもお金に換えることができるスキルを身に着けておくようにしてもよいでしょう。
不動産クラウドファンディングは、難しい条件もなく誰もが手軽に始められる数少ない投資案件です。
前回のブログで『不動産クラウドファンディングで資産運用を始めるZ世代のメリットとは?』という記事を公開していますが、若い方にとっても簡単に始められるということで評判がいい資産運用商品になっています。
これまで投資経験がない人の多くは、投資に対してこう感じるようです。
『投資って”頭のいい人”がやるもので難しそう』
『投資ってお金持ちがやるものでしょ?』
投資の種類によってはそうかもしれません。
株式投資は、企業の分析や業界の分析、経済や経営の知識を含めた情報収集が必要になると言われています。不動産投資は、ある程度の自己資金と与信能力が必要になります。
さらに、一部の富裕層にしか与えられない投資情報もありますし、新規上場前の公募価格で購入できるような案件もあります。
多くの投資未経験者は『投資=難しい特別なもの』とイメージしてしまうのです。
ですが、不動産クラウドファンディングでは、そのようなことはありません。
物件を選ぶのは事業者です。不動産投資の運用も事業者が行ないます。ビジネスモデルを事前に決めて、シュミレーション通りに進めるのが不動産クラウドファンディングになります。
空室リスクを心配される投資家もいると思いますが、事前に家賃保証を導入したうえでシュミレーションを組んできます。なので、家賃保証(マスタリース)を取り入れていれば、家賃収入が途絶えることはありません。
評価下落についても、事業者は不動産のプロです。そもそも、大幅な下落リスクのある地域の不動産を選ぶことはありません。そして、万が一に備え『劣後出資』も取り入れているファンドを選べば、リスクは極めて低い状態で投資することができます。
一度お金を預けてしまえば、”ほったらかし”投資ができます。
運用期間中は、配当が振り込まれるのを待つだけですし、運用期間狩猟後は、償還されるか再投資をするかのジャッジをしていだくだけの、誰にでもできる簡単な投資です。
お気に入りの事業者をいくつか見つけて、そこに投資をするだけで利回りの高い運用を行うことができるのが嬉しいポイントです。
不動産クラウドファンディングは、誰もが手軽に始められる資産運用です。
このように言われても、あなたの疑心暗鬼な気持ちはそうそう晴れないでしょう。まだ、身持ちがモヤモヤしている状態なのではないでしょうか。
そこで、不動産クラウドファンディングの商品を選ぶときのポイントを3つご紹介します。この中で、該当するポイントが多ければ『投資に値する』と私は考えています。
劣後出資とは、ファンドの出資総額に対して事業者がお金を入れる出資枠のことで、万が一不動産の評価額が下がったとしても、その下落分は劣後出資から消化していきます。
これにより、優先出資者(一般投資家)の元金が保全される役割があるのです。
劣後出資の割合については、特にルールはありません。
一般的には、劣後出資割合5%~30%あたりで設定している事業者が多いです。この割合が大きいほど、単純に出資者保護が手厚いものだと理解していただいて構いません。
マスターリース契約は、あまり聞きなれないキーワードですが要約すると家賃保証のことです。
この仕組みを取り入れているかいないかで、空室リスクに大きな差が出てきます。特に、”小ぶり”の案件(例えば1/1契約の区分マンションや戸建て)では、マスターリースが無いと、リスクが高過ぎて私なら投資しません。
インカムゲイン型の投資の場合では、家賃収入が配当の原資になるケースがほとんどですので、空室が発生したら、対象不動産投資の収益に大きな影響を及ぼします。
インカムゲイン型のファンドの場合は、マスターリースの有無は必ずチェックするようにしましょう。
不動産クラウドファンディングの利回りは、あなたの収入に大きく影響しますので必ずチェックするようにしましょう。先ほどの記載していますが、トモタクの直近5つのファンドの利回りは以下の通りです。
8号ファンドと9号ファンドは同じ利回り8.0%のファンドですが、運用期間が1年と6か月です。従って、受け取る配当金額は異なります。このような違いもありますので、注意が必要です。
他社さんになりますが、全て6.0%で固定しているファンドもありますし、6.7%で固定しているファンドもあります。他にも人気のファンドでは、5%前後で運用しているファンドもあります。
ただ、利回りとリスクが比例するかというと、私はそんなこともない気がしていて、サービスによってどれくらい利益を出すのか?もしくはそのサービスが集客フェーズにあるのか?回収フェーズにあるのか?
このあたりは事業者のポリシーにもよりますので、一概に判断することはできません。
また、不動産クラウドファンディングの利回りは、事業者の買取、仕入れ能力によっても変わってきます。
仮に同じ不動産をA社は1億円、B社は1.2億で仕入れるなら、A社の方が高い利回りを出すことが出来ます。少々、細かな話になりますが、事業者の本業や別事業をチェックしてみるのも判断基準になります。
例えば、不動産クラウドファンディングのトモタクの運営母体は、株式会社イーダブルジーですが、不動産の買取仕入れをずっと行っています。
従って、不動産の仕入れについては、厳しい社内ルールとスキームが確立されているのです。
関連記事:『投資家が不動産クラウドファンディングで成功するための3つのノウハウとは?』
不動産クラウドファンディングは、投資初心者、投資未経験者にとっても手軽に始めることが出来る投資です。
この記事では、どのあたりが手軽なのかを説明させていただきました。
そして、不動産クラウドファンディングに投資することで生まれるメリットは金銭的なことだけではなく、様々な副次的効果があることもご理解いただけたと思います。
不動産クラウドファンディングはとてもシンプルで様々な知識を必要とすることはありません。ただし、最低限チェックするポイントを押さえることで、より安全に快適な資産運用をすることができますので、ぜひ押さえておくようにしましょう。
トモタクでは現在募集中のファンドをファンド一覧からご確認いただくことができます。ぜひご確認いただき、ご不明点がありましたら、下記の問い合わせフォームより遠慮なくお聞かせ下さい。