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資産運用の基礎知識 | リスク分散について理解する

資産運用
資産運用の基礎知識 | リスク分散について理解する

不動産クラウドファンディングのトモタクです。

私たちは、10万円から不動産投資家にを合言葉にスマホ1つで始められる、不動産クラウドファンディングを運営しています。

いつも応援ありがとうございます♪

今回から何回かに分けて、資産運用の基礎知識について紹介していきます。

不動産クラウドファンディングへの投資はだけでなく、株や投資信託、様々な現物投資を視野に入れている場合にも通用する考え方ですので、一読して損はありません。

ぜひ、最後までお付き合い下さい。

資産運用はギャンブルではありません

これまで、お金に関して保守的な運用しかしてこなかった人にとっては、資産運用はリスクが高く、危険を伴うギャンブルのようなものに感じるかもしれません。

  • これまで必死に貯めたお金が減ってしまうのではないか?
  • 投資先の価値が暴落して、紙切れ同然になってしまうのではないか?
  • 借金だけ残ってしまうのではないか?

資産運用の経験がない人は、必要以上に不安を感じてしまう人が多いです。

しかし、資産運用に関する十分な情報と正しい考え方を持っていれば、その考え方は間違っている、誤解であると理解できるはずです。

そのような方は、まず間違った考え方を矯正するところから始めなければなりません。

資産運用の基本は『投資先』『時間』『価格変動』を上手に分散させること

多くの人、特に資産運用の経験が浅い人は、資産運用や投資と聞いて”短期的に儲けること”を想像してしまいがちです。

株式投資を例にして考えてみましょう。

「今アツい個別銘柄に資金の大部分を投じて、短期間で2倍・3倍・10倍になることを期待する」ような投資(投機)方法は、果たして資産運用として正解なのでしょうか。

投資先の評価が大きくなれば、資産は膨れ上がります。ただし、逆のケースでは資産が大きく目減りします。

私は、短期間で価値が2倍・3倍・10倍になる可能性がある投資先は、1/2・1/3・1/10になる可能性も含んでいると考えるようにしています。リスクとリターンは表裏一体だからです。

そこで、資産運用では『分散』が重要になるのです。

投資先を様々な軸で分散することにより、リスクを回避しながら運用をすることが可能なのです。

投資先を分散させることの効果について

一つ目は『投資先の分散』です。

個別株に投資する資産運用を例に考えてみましょう。

もしあなたが、株式投資に関する知識が豊富で、投資先の目利きにも自信を持っていたとします。

企業の財務分析にも秀でていて、業界に関する知識も豊富です。

多角的に分析した結果「この銘柄は買いだ!」と絶対の自信を持っていたとしても、実際には何が起こるかわかりません。

個別株で見ても、三菱自動車工業のリコール隠し問題や、JALの会社更生法の適用による上場廃止、株価は1円になりました。東日本大震災の影響により、東京電力の株価は大幅に下落し無配当。そしてこの無配当状態は10年以上経過した今も続いています。

直近では、COVID-19に始まり、東日本大震災、リーマンショックなどで大幅に株価が下がりました。企業個別の問題だけでなく、感染症や自然災害、金融ショックなどの余波によって予期せぬ株価下落もあります。

このように、一見、大きく安定しているような企業でも、何が起こるか分からない、一寸先は闇であるということが実際に起こっていますので、投資先を分散させることは資産運用においては非常に重要なことなのです。

投資先を分散させることは、それだけ様々な企業を分析する必要があり、投資先の選定に困ってしまうと思われる方もいると思いますが、株式投資であれば、優良企業の株価がパッケージ化された投資信託商品、日経225やTOPIX、アメリカではS&P500、VTIといったETF(上場投資信託)に投資することで勝手に分散投資がされます。

投資のジャンルを超えた分散投資はさらに有効です。

個別銘柄、投資信託、国債、不動産投資など様々な投資先に投資することで、キャピタルゲインとインカムゲインを織り交ぜ、上手にリスクヘッジをしながら分散投資をしていくとより盤石な資産運用が可能になると考えています。

投資先を分散させることの効果は、どれか一つの価値が大幅に下がったとしても、他の投資先がそれをカバーして損失分を薄めてくれる効果があるのです。

時間を分散させることの効果について

次に『時間的な分散』という観点で考えていきます。

資産運用を『時間的な視点』で見たときに大きく二つに分けることができます。

それは『長期運用』と『短期運用』です。

ここでは、10年以上の運用期間を長期運用、10年未満の運用期間を短期運用と定義します。

これまでの記事の中でも、資産運用の原則は『長期・積立・分散』であると繰り返し書かせていただきました。

『時間的な分散』という意味では『積立投資』が非常に有効です。

積立投資と言えば、纏まった資金が手元にないため、”少しずつお金を貯めるという感覚”で始めることを推奨されていますが、投資に使える纏まったお金がある場合でも非常に有効な手段であるということを忘れてはいけません。

もう少し具体的に説明していきましょう。

投資に使うことができる資金が1,000万円ある投資家Aさんは、100株100万円の銘柄を1,000株購入しました。一方で、同じ条件のBさんは、100株100万円の銘柄を500株購入し、500万円を現金で持っておき様子を見ることにしました。

1ヶ月後、株価は10%下落し、Aさんの資産価値は1,000株で900万円、Bさんの資産価値は500株で450万円プラス現金500万円ということになります。Bさんは10%下がったタイミングで、残りの500万円を投じて550株(端数の5万円は現金で残しておく)を購入したのです。

この時点で、Aさんの資産価値は1,000株900万円、Bさんの資産価値は1,050株で995万円プラス現金5万円ということになります。

さらに1か月後、株価は最初の購入時点から10%上がりました。

するとAさんの資産価値は1,000株1,100万円、Bさんの資産価値は1,050株1,150万円プラス現金5万円ということになります。

これが時間を分散させるメリットです。これは結果論に過ぎませんが、時間を分散させることで、投資に対する選択肢を残しておくことができます。価格が下落したら買い増せばいいという考え方は、このような理屈の上に成り立っているのです。

時間を分散させることは投資におけるリスクヘッジに繋がります。

価格変動を分散させることについて

最後に『価格変動の分散』について考えてみます。

『価格変動の分散』とは『時間の分散』でお伝えしたような、銘柄の値動きを見極めながら、時間的な分散をするという意味ではありません。

例えば、日本経済が不況に陥った時に、国内株式に専ら投資をしていたら、総じて下落傾向にあります。アメリカ株に投資している場合も同じです。株価下落のトリガーが発動したタイミングであなたが株式投資しかしていなかったとしたら、それは大きなリスクではないでしょうか。

このような状況で、国債や不動産投資などをしていたら、それらが株価下落に対する緩衝材の役割を果たしてくれる可能性は大いにあります。

株式投資のような値動きが大きく、リスクが高い投資に終始してしまうと、リーマンショックのような経済危機、自然災害や感染症のように実体経済に打撃を受けるような事態では、株価は下落傾向にあり、投資家の資産は大きな打撃を受けます。

一方で、そのような事態においても影響を受けにくい安定的な投資先があるのも事実です。

例えば、国債はその最たる例です。

国債を発行時点で購入すると、その国債は額面で買うことができ、毎年の利息(発行時点で決まっている金額)が得られ、償還期日が来ると、必ず額面で償還されます。この意味で、国債は元本保証(国が保証する)されている投資と考えられます。国が破綻しない限りは保証されるため、アメリアや日本などの国債は極めてリスクが低い手堅い投資先と位置付けられています。

不動産投資はどうでしょう。

不動産投資の場合、その多くは実需が伴います。つまり、どんなに不景気の状態でも衣・食・住は必要不可欠で住環境の確保は必要になるということです。

一般消費者の視点で考えても趣味や嗜好品は削ることができても、住環境を削ることはできません。一旦入居してしまえば、入居者は継続的に住み続けることになりますので、投資家は安定的な収入(家賃収入)を確保することができます。

不動産投資の場合は、投資を始めるために高額の自己資金が必要になります。

多くの場合は、金融機関から受ける不動産投資ローンを使う事になり、誰もが手軽に始めることができません。高額のローンの返済が不安で、なかなか投資を決断できない人もいれば、金融機関の審査が通らない人も多くいます。

そこで最近では、少額の自己資金で不動産投資を始めることができる不動産クラウドファンディングも多く出始めています。不動産クラウドファンディングとは、不動産投資商品を小口化して、少額の自己資金で始めることができるサービスです。

このように、異なる価格変動をするような投資先に対して資金を分散させることによって、一方の投資先が下落した場合にもう一方の投資先がそれを吸収するようなポートフォリオを構築していきます。

そうすることで、資産運用のリスクを大幅に軽減することができるでしょう。

分散投資はリスクを分散させること

これまで『投資先』『時間』『価格変動』の分散によって、資産運用のリスクは回避できることをお伝えしてきました。

  • 投資先を分散させることで、一方の価格が下落しても、もう一方の投資先がそれを吸収してくれる
  • 時間を分散させることで、投資に対する選択肢を残しておくことができる
  • 価格変動を分散させることで、景気や災害、感染症などに左右されにくいポートフォリオを構築することができる

資産運用はお金を貯めるのではなく、お金を増やすための行為に他なりません。お金を増やすためには”攻めの姿勢”が大事になりますが、それと同時に”守りの姿勢”、即ちリスク対策についてもきちんと考えておく必要があります。

このリスク対策については、投資期間、年齢によっても変わってくるわけですが、この点がしっかり考えられ、実践できていれば、あなたの資産運用はかなり盤石なものになってくるものだと思います。

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