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老後不安を感じる人が投資よりも先にやるべきこととは?

老後不安を感じる人が投資よりも先にやるべきこととは?

不動産小口化投資のトモタク、トピックス更新を担当している桜井です。

 

食生活や医療の発達に伴い、人間の平均寿命も大幅に伸びています。今から約50年前の1970年時点での日本の平均寿命は、男性が69.31歳、女性が74.66歳でしたが、これが年を追うごとに伸びていて、2020年時点では男性が80.93歳、女性が87.65歳です。30年後の2050年には、女性の平均寿命は90歳を超えるとまで言われていて、100歳長寿が珍しいことではなくなると予想されています。

 

長生きは喜ばしいと考えられる一方で、『老後不安』といった言葉がメディアなどを通じて、広く出回るようになりました。

 

今回は、「具体的な老後不安」について知ると同時に、老後不安を感じる人が投資より先にするべきこと、について紹介していきます。

 

私たちが思う老後不安とは?

  

私たちは何に対して老後不安を感じるのでしょうか。

 

老後に対する具体的な不安要素として、常に上位に入る項目は以下になります。

 

  • お金に関する不安
  • 健康に関する不安
  • 認知症に関する不安

 

他にも「自身の介護」に関する不安や住まいに関する不安なども多数の方が不安に思う要素です。

 

お金に関する不安

 

お金に関する不安はいつの時代もどの世代でも悩みの種です。ただ、この悩みについては、現役世代、特に老後を迎えるのに、しばらく時間がある人が多く割合を占めています。

 

実際に、自分が高齢者になったり、ある程度の自分の立ち位置が固まった状態になれば、お金の不安に関しては薄れてくるのでしょう。

 

『お金に関する不安』をいだいている人に関しては、不安に思っていても何も解決しませんよね。

 

今、あなた自身ができることにしっかりと向き合って対処するしかありませんね。

 

健康に関する不安

 

年齢を重ねるにつれて、『お金に関する不安』よりも『健康に関する不安』が大きくなります。

 

若者から高齢者までを対象にしたアンケートでは、お金・健康・認知症といった順の老後の不安要因ですが、実際に老後を迎えている世代のみを対象にすると、健康・認知症・自身の介護・お金の順番に入れ替わります。

 

それだけ、健康や自身の身体に関する不安が大きくなってくるのでしょう。

 

認知症に関する不安

 

これも、健康に関する不安と同じです。

 

自分自身が認知症を患うことで、他人に大きな迷惑をかけてしまうのではないかという不安が大きくなってきます。

 

自分自身が健康で健全な状態でいつまでも過ごしたいというのが気持ちの表れなのでしょう。

 

大きく分けるとお金と健康

  

『金銭』と『健康』が老後の不安として考えられています。

 

様々なアンケート結果を吟味しました。ここで私が感じたことが2つあります。

 

1つ目は、現役世代が感じる不安はお金に関すること

 

2つ目は、老後世代が感じる不安は健康に関すること

 

だということです。

 

ここで、注意しなければならないのは、現役世代が感じるお金の不安に関しては、ある意味で差し迫った問題ではないということです。それは、労働によって、所得をきちんと受け取っている以上は、一定の収入を満たしていることになりますし、実感として老後の不安を感じることはできないからです。

 

それよりも、老後世代が感じている『健康に関する不安』はとても現実的です。

 

健康的な状態を老後も保つことができれば、定年退職後も働くこともできますし、イキイキと暮らすこともできるからです。

 

身体が資本だとよく言いますが、健康を失う事で金銭を含めた全てを失ってしまうことになります。

 

健康への投資は必要不可欠!?

  

私たちはお金に関する不安ばかり気にしてしまいますが、実は最も大切なことは『健康』なのではないでしょうか。

 

これまで多くの記事や情報で、老後資金に関する情報がありましたが、それは、定年退職後に働かないということを前提とした考え方に基づいています。

 

確かに、老後は『仕事もせずにのんびりしたい』とお考えになる気持ちも理解できます。ただ、仕事を通じた規則正しい生活や情熱を失うことによって、私たちは必ず老化の一途を辿ってしまいます。

 

実際、高齢者がその立場に立った時に感じる不安こそが、私たちが現役世代の段階から注意しておかなければならない投資なのでしょう。現在の高齢者もお金に関する不安はあるようですが、それ以上に健康や認知症に関する不安が多いという事が全てを物語っている気がしています。

 

お金の投資と同じように健康への投資も若い内から始めよう

  

自分で言うのも変な話ですが、私自身もそこまで健康に気を使っているわけではありません。実際に親や友人に心配されています。

 

健康に向き合う時期が来る

 

どこかのタイミングで自分の健康に対して、本気で向き合わなければならない日が来ます。投資と同じように、若い内からコツコツと実践していく、その積み重ねが大きな成果に結びつくのかなと感じるようになりました。

 

極論ですが、あなたが仕事の世界でも生涯現役を貫くことができれば、資産運用なんて必要ないかもしれませんし、認知症になる可能性も大きく減るでしょう。

 

ただ、生涯現役で働くことは、本人だけの問題では叶わない可能性もあるので、自分自身を守る意味でも資産運用などの対策は必要にはなります。

 

『健康への投資』を重要視することで、老後の不安を解消しましょう。

 

老後の生活を豊かにするため何をしますか?

 

狭い世界の話なのかもしれませんが、私の周りにいらっしゃる60代、70代の方は皆、イキイキと過ごしています。心のどこかにはお金に関する不安を感じているのかもしれませんが、それを微塵とも感じることはありません。

 

共通して言えることは、健康に気を使い、元気に働いているということです。

 

もちろん、昔からの積み重ねがあって今があるのだとは思いますが、健康への投資をすることで、定年退職後も元気に働き安定的な収入を得ています。

 

私は、このような方々を身近に見ていて、若い内から自分の健康に対して投資をすることが最も大切な投資なのではないかと感じるようになりました。

 

老後の生活を豊かにするために、あなたは何をしますか?

 

健康への投資にもお金がかかります

 

健康に対する投資もお金がかかります。少額から始めるような資産運用をしながらも、あなた自身が健康に対して、これまで以上に積極的に投資をすること検討してみて下さい。

 

老後不安を感じる人は、健康に対する投資の優先度を上げなければなりません。

 

結局のところ、老後にあなたが健康でさえいれば何でもできるわけですから。

 

健康に対して投資する場合、ジム通いや予防医療などに対してお金が必要になります。

 

そのような余計にかかる費用を上手く捻出するための位置づけとして、投資を選択してみてはいかがでしょうか。

 

健康寿命を伸ばし働ける身体作りに投資する

  

最後になりましたが『健康寿命』という言葉を紹介します。『健康寿命』とは、2000年にWHOが提唱した寿命を伸ばすだけでなく、いかに健康に生活できる期間を延ばすかをテーマにした言葉です。この言葉の定義は、平均寿命から”寝たきり”や”認知症”といった人の介助を必要とする期間を差し引いたものを指します。

 

日本人の平均的な健康寿命は、男性が72.14歳、女性が74.89歳です。意外と若いと感じたのは私だけでしょうか。

 

働くこと、動くこと、何かに情熱を注ぐことなどによって、健康寿命は大きく伸ばせるといいますが、普段から健康的な身体を維持して、そこに対して投資をするような習慣を作るようにしてきましょう。

 

お金に不自由のない生活も大切ですが、健康的な暮らしを維持していくことが、老後の暮らしを安心で快適なものにするための秘訣なのではないでしょうか。

 

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