不動産小口化投資のトモタク、広報担当のskです。
投資にはリスクが伴います。
そんなことは誰でも知っている話ですね。
では、こちらはどうでしょうか。
「投資を”しない”ことはリスクを伴います」
頭の中に??が出た人は、ぜひ最後まで読んでくださいね。
まず最初に投資をするリスクについてです。
なんだか今更感がありますが、改めて整理していきましょう。
このあたりでしょうか。
3つくらい挙げたいところでしたが、思い浮かびませんでした。。。
投資に対してネガティブなイメージを持っている方は、このようなリスクを懸念していると思います。
人間誰もが、せっかくコツコツ貯めた自己資金を投資によって減らしてしまうことは避けたいはずです。
ただ、残念ながら、世の中にある投資商品は、出資法によって「元本を保証することは禁止」されています。
ですので、予定分配率が高くても、元本を失ってしまうのではないかという不安に苛まれるのです。
リスクを強く意識することで、私たちは投資をすることに躊躇します。
自己資金の流動性低下もリスクと捉える方も多いのではないでしょうか。
人間の心理的に、大切なもの(お金)は自分の傍に置いておきたいと考えます。
傍と言っても、できる限り近いところに置いておきたいという心理が働くのです。
一定の期間運用しても、傍に置いておいても、結果的には使わないお金ですが、万が一のときのためになのでしょうか。
自分に近いところにおいて置きたくなるのです。
このように投資には一定のリスクが伴います。
一定期間、他人にお金を預けることになるので、流動性も低下します。
これが多くの人が投資に対して躊躇する理由だと思います。
一方で投資をしないリスクとは何でしょうか?
このあたりが投資をしないことによるリスクではないでしょうか。
これは、当たり前のことですね。
銀行の預金金利が0.001%、0.002%の時代ですから、無理もありません。
これはもう運用ではなく保管です。
自滝に現金を保管していると泥棒に狙われてしまうので、安全な場所に保管しておこう。
金利はゼロでも仕方ない。といった感じです。
銀行にお金を預けていてもお金は増えないのです。
投資をしていない場合、頼れるものはあなたの銀行預金と2ヶ月に一回入ってくる僅かな年金です。
年金は2階建て構造になっています。
あくまで平均ですが、受給額は以下の通りになっています。
最低限の生活を維持していくためには、厚生年金の方でも年間150万以上、10年で1,500万円、20年で3,000万円近く必要になると思います。
身体が元気な内は働けばいいのですが、次第に身体の自由が効かなくなります。
そのような状態でも健全な生活が送れるように、投資による資産運用で資産を増やし、定期的な配当による収入源を作る準備をしておきましょう。
投資をしない最大のリスクは、”一生労働力を提供する”ことだと思います。
時間を費やして働くことでしか、収入を得る術がないと、老後の生活に影響が出るでしょう。
再三申し上げていますが、労働力を提供してお金を稼ぐことができるのは、身体の自由が効く段階までです。
年齢を重ねるにつれて、身体の衰えを実感するようになります。
辛い身体にムチを打って働くのは想像以上に過酷です。
他にも様々なリスクがあると思いますが、投資をしないことによるリスクは、大きいということをしっかりと認識しておくべきではないでしょうか。
「投資をするリスク」「投資をしないリスク」をお伝えしました。
客観的に贔屓目で見ても、投資をしないリスクの方が圧倒的に大きいように思えます。
これだけ情報が溢れている世の中ですから、このような話は一度や二度は目にしているはずです。
それでもなお、日本の金融資産の内訳の50%強は現金・預金です。
投資をしないのはなぜなのでしょうか?
日本人が投資をしない理由は、投資が嫌いだからではなさそうです。
事実、一昨年に仮想通貨が流行したときのことを思い出してみてください。
多くの人が、物凄い勢いで値上がりする仮想通貨に投資をし続け、”億り人”と呼ばれる人も出現し一種の社会現象になりました。
仮想通貨を投資と呼ぶかは別として、日本人=投資嫌いということではなさそうです。
私は、投資をする必要がない環境で育った結果、預貯金によるお金の運用が主流になっているのだと思います。
団塊世代よりも上の世代の人は、投資による資産運用をする必要がありませんでした。
なぜなら、銀行にお金を預けておくだけで勝手にお金が増えたからです。
今では信じられませんが、ピーク時で8%近くの預金利息が付いた時代もありました。
ノーリスクで8%の運用が出来るなんて、にわかに信じがたいことです。。。
また、年金制度も充実していて、終身雇用制度があり退職金も貰えた。
そのような時代を過ごしていた世代であれば、リスクを犯す必要もなかったのです。
投資=ギャンブルという発想も、ノーリスクで運用できる預金と対比することで生まれた発想なのだと思います。
当然、子供への教育についても同様です。
預金という素晴らしい制度があるため、『”一生懸命貯金をしなさい”そうすれば人生安泰だから』という教育になるのです。
このような状況から、日本人には投資をする習慣は根付かなかったのでしょう。
更に、バブル崩壊も投資に対してネガティブなイメージを植え付けたと思います。
不動産投資に失敗したり、株式投資に失敗するような方が続出しました。
このような暗いニュースがマスメディアを通じて流れていたため、投資に対して”恐ろしいイメージ”が植え付けられたのだと思います。
投資=恐いものというイメージは、バブル崩壊のときに生まれたと思います。
確かに、以前は投資をする必要はなかったかもしれません。
年利8%近くをノーリスクで運用できるのであれば、喜んで貯金に励むでしょう。
終身雇用が保証され、退職金もしっかり出て、年金も充実しているのであれば安心できるでしょう。
しかし、今は時代が違います。
銀行金利は0.001%で終身雇用もなく、年金の受給開始年齢も高齢化しています。
時代は変化しているのにも関わらず、あなたのマインドだけが以前のまま、なのは極めて危険な状態だと思いませんか?
状況に応じて変わることができないことはリスク以外の何物でもありません。
総合的に判断して、今の時代は投資による資産運用をしないことによるリスクの方が大きいのだと考えています。
あなたの「知りたい」が、きっとここにある。
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